ウィーン・モーツァルト・オーケストラ
1986年ウィーン・モーツァルト・オーケストラは結成され、今日ではウィーンにおける音楽イベントのハイライトのひとつであり、オーストリアの首都における音楽文化に重要な役割を果たしています。
コンサートの会場となるのは楽友協会大ホール、コンツェルトハウスなど、いずれもウィーンで最も重要なコンサートホールです。
ウィーン・モーツァルト・オーケストラの30名のメンバーは、ザルツブルクに生まれウィーンで大活躍をした巨匠ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの作品を中心に演奏いたします。交響曲や協奏曲の単独楽章が、オペラの序曲やアリア、デュエットなどとともに交互に演奏されます。
ウィーン・モーツァルト・オーケストラ特別のアトラクションとして、演奏家が歴史的な衣装で登場します。セッティング、プログラム、正確な歴史的衣装やかつら、若手演奏家の音楽に対する情熱、そして何よりもウィーン独特の雰囲気によって、お客様には文字通り、18世紀末へのタイムトリップをお楽しみいただけます。当時のコンサートでは、交響曲や協奏曲の各楽章をピックアップ演奏し、合間にオペラのアリアやデュエットを紹介するのが一般的でした。
当時「音楽アカデミー」と呼ばれたコンサート形式では、最高のエンターテインメントを実現するため、様々な作曲家の作品から、最も人気の高い名曲のみが選び出されたのです。
今日、ウィーン・モーツァルト・オーケストラはウィーンにおける音楽イベントのハイライトのひとつであり、オーストリアの首都における音楽文化に重要な役割を果たしています。コンサートの会場となるのは楽友協会大ホール、コンツェルトハウスなどで、いずれもウィーンで最も重要なコンサートホールです。
冬のシーズンは、国内外の演奏旅行にでかけます。過去数年、ウィーン・モーツァルト・オーケストラは繰り返し日本で大きな成功を収めています。
1991年には東京の「モーツァルト記念祭」で、ウィーン・モーツァルト・オーケストラはオープニングを飾りました。 2002年にはメキシコ・セルヴァンティーノ第30回国際フェスティバルに出演しています。数多くのCD録音(「ベスト・オブ・モーツァルトVol.1, 2、シンフォニア・コンツェルタンテ、クラリネット・コンツェルト、ウィーン・モーツァルトの夕べなど)またビデオ「ザルツブルクのモーツァルト」が制作されています。
ウィーン・モーツァルト・オーケストラのコンサートは、クラシック音楽ファンにとって、遥かな時代への忘れ難いタイムトリップとなります。ハプスブルク王朝の帝都だったバロック時代のウィーンには多くの作曲家が集まり、ここから音楽の都が形成されたのです。